思わぬ事故で車を再起不能にしてしまった時や、もう乗らない車を処分する時は「廃車」にしようと考えるでしょう。
多くの人たちは、「車を処分するのには処分料というお金がかかる」と思っているのが普通です。
しかし、それは大きな間違いで、私たちの「車の処分はお金がかかる」という考えは宣伝や広告によって植え付けられたものなのです。
実際は買い取ってもらえてお金がもらえる、または最悪でも0円で済むという事実があるのです。
この記事では、廃車で儲けている業者や、からくり、廃車でお金がもらえる方法についてまとめてみましたので最後まで目を通してみてくださいね。
〔目次〕
1 廃車とは?
廃車の原因
そもそも車を廃車にする時はどのような時でしょうか?
大きく分けて以下の4つが主な理由になります。
- 事故や災害で大破した
- エンジンや走行ミッションが壊れた
- 低年式や走行距離が多すぎて下取りしてもらえない
- 長い間、乗っていない車があるので処分したい
- 査定がつかなく0円だったので処分したい
1、2のように事故による大きな修理や、エンジンと走行ミッションなどの車における主要部分の故障は修理が高額になることが多く、直すよりも廃車にしてしまい、同型の中古車を購入したほうが安く仕上がる場合もあります。
また、3、4、5のように古い低年式車や走行距離の多い車両、不動車などは、下取り価格がつかなく引き取り手がない事が多いので廃車にするしかないでしょう。
日本車は故障が少なく信頼性が高い車ですが、不人気車や20年以上経過した低年式車は廃車にされることが多いのです。
廃車の方法
廃車をするには、自動車の抹消登録の手続きをしてナンバープレートを取り外すことで完了します。
手続きをするには所有者自身でも出来ますが、面倒な点が多く、通常は中古車店や解体業者などで代行してもらう事がほとんどです。
また、廃車には「永久抹消登録」「一時抹消登録」の2種類があり、わかりやすく説明すると以下のようになります。
- 永久抹消登録 車として二度と使用せず、解体して完全にスクラップにするためのもの
- 一時抹消登録 一時的に登録を消して、自動車税をかからなくするためもの(再度登録することによって車に乗れるようになる)
事故や災害で大破し乗れなくなった車は永久抹消登録をして解体しますし、いつかまた公道で乗るかもしれない車(コレクションや趣味の車)などは一時抹消登録をすれば自動車税がかからないのでお得になります。
一般的には廃車=スクラップという事が多く、永久抹消登録することのほうが多くなっています。
軽自動車の場合は手続きの場所や手順が変わってくるので「こちら」を読んでみてください
「うそっ?ホントに廃車でお金がもらえるの?」軽自動車の廃車で損をしない方法とは!?
2 廃車の費用はいくらかかる?
一般的な廃車をするのには「永久抹消登録」をしなければなりません。
解体して解体証明書を提出することにより永久抹消登録が完了できるのです。
ですから、解体業者やリサイクル業者などで解体してもらう為、解体費用は必ずかかる費用になります。
また、事故や故障で自走出来ない場合はレッカー車や積載車等で解体業者までの運搬してもらわなければならないため運搬料もかかります。
解体費用や、運搬費用は業者によって価格が大きく変わるので、できるだけ安い業者に頼みたいですね。
更に法律で決まっているリサイクル料金も必ずかかる費用になります。
リサイクル料金は、車を解体した後のシュレッダー破砕ゴミ、エアコンのフロンやエアバックを処理するための料金で廃車時に支払わなければなりません。
(2005年(平成17年)1月1日以降の新車は購入時に先に支払いますが、2005年(平成17年)1月1日以前の車は廃車時にリサイクル料金を支払います)
廃車の費用をまとめると以下のようになります。
解体費用 | 1~2万円 |
運搬費用 | 0.5~1万円 |
リサイクル料金 | 軽自動車 1~1.5万円 |
リサイクル料金 | 普通車 1~2万円 |
リサイクル料金 | 外車 2~3万円 |
☆解体費用や運搬費用は、業者によって価格が異なる
☆リサイクル料金は、車種や車の大きさによって異なる
あなたのリサイクル料金は「こちら」から検索することが出来ます。 → 自動車リサイクルシステム
3 廃車に必要な書類は?
廃車をすることは、ただ単にゴミを捨てるのとは違って重要な書類が必要になってきます。
不法投棄や犯罪に使用されないように、しっかりと処分するにはきちんとした書類を準備しなければいけません。
面倒な人や、時間の無い人は最初から廃車買取業者に依頼したほうが良いかもしれません。
廃車をするために通常、必要な書類
- 車検証
- 自賠責保険証
- リサイクル券
- 実印
- 印鑑証明書
- ナンバープレート
車検証所有者の氏名住所が異なる場合に必要な書類
- 車検証
- 自賠責保険証
- リサイクル券
- 実印
- 印鑑証明書
- ナンバープレート
- 身分証明書
- 住民票
その他、特殊なケースの必要書類は「こちら」から
4 廃車で業者が儲かる秘密
少し前までは、廃車にするのには処分代としてお金がかかると言われていました。
しかし、最近「廃車無料引取」とか「廃車買取」というような広告やCMをよく見かけます。
廃車専門業者が廃車を無料で引き取ったり、買い取ったりしても儲けれる理由は以下の通りです。
- 廃車から外した部品、パーツを中古部品として販売する
- エンジンは外して中古販売したり輸出する
- 解体し鉄やアルミをリサイクル販売する
- 車種により解体せずに再販したり輸出する
このように廃車は、お金を生み出す宝箱のようなもので、まだまだ利用価値があるのです。
日本国内で人気がない車でも廃車にした後、海外で売れる車もあるのです。
ですから
廃車専門業者は無料引取したり、買い取っても儲けることが出来るのです。
お金を取られるような廃車をするのではなく、廃車専門業者に相談して買い取ってもらうか、最悪でも無料で引き取ってもらう方がお得なのです。
5 廃車でお金がもらえる方法!
事故や、長く乗っていなくてもう乗れない車がある・・・
そのまま車屋さんやディーラーに相談してしまっては「処分料、廃車料」のお金だけ取られてしまいます。
ですから
廃車買取業者に相談してみましょう!
廃車買取業者なら、「査定無料」「0円で廃車に出来る」「買い取ってもらえてお金がもらえるかも!」
(人気車だったり状態が良ければ買い取ってもらえてお金がもらえる可能性があるのです)
きっと満足が行く結果になるはずです。
人気の廃車業者TOP3
1.ハイシャル
・全国どこでも対応
・丁寧な対応で安心のハイシャル!
2.廃車本舗
・他社で0円査定の車でも買取してくれる可能性はある
・テレビCMで話題の廃車買取の廃車本舗!
3.カーネクスト
・全国対応
・レッカー無料、0円で廃車のカーネクスト!
6 廃車にする前に査定を受けてみよう!
年式が古かったり、走行距離が多くて廃車だと思っている車でも、もしかしたら中古車として欲しい人がいるかもしれません。
事故車や放置車、水没車でなく、しっかりと走る車であれば、中古車として売れる可能性もあるのです。
廃車としてあきらめる前に買取査定も視野に入れておきましょう。
わざわざ店舗に出向かなくても、簡単なネット査定もありますので試してみてもよいでしょう。
7 少しでも高く売るには?
当たり前のことですが高く売るためには、複数の廃車買取業者に査定をしてもらう事です。
廃車業者は儲かる仕事ですので、最近では多くの会社が存在します。
廃車買取業者の数だけ、それぞれ査定金額が異なりますから面倒でも比べてみることが大切になります。
比較される競争相手がいないことがわかれば適当な査定価格をつけられてしまいます。
「他社と比べられている」というプレッシャーを相手に与えることによって、より高い査定額を引き出すことが可能になるのです。
8 まとめ
廃車で損をしない方法についてまとめてきました。
廃車にする場合、今までは車屋やディーラーに任せてお金を取られるのが一般的でした。
今後は、インターネットで廃車買取業者に買い取ってもらう事がスタンダードになっていきます。
ぜひ損をしないように情報をつかんでくださいね。