廃車ってなんだかお金がかかりそうですよね?
何かを処分したり捨てたりするのにお金がかかるのは嫌ですが、自動車リサイクル法があるので車だけはお金がかかるのは仕方がないですよね。
ディーラーなどの車屋になどの廃車を頼むとお金がかかるから、安く廃車にするために自分で手続きをチャレンジする人もいるでしょう。
では、軽自動車を自分で廃車にする場合は、どのような書類が必要なのでしょうか?
また、どのような手順で廃車にすれば良いのでしょうか?
この記事では、軽自動車の廃車に必要な書類と廃車手順についてまとめてみました。
〔目次〕
・解体返納と自動車検査証返納届
1 廃車ってどんな状態?
廃車の本来の意味は、「車の登録を抹消すること、または登録を抹消した車両のこと」です。
では、廃車にしなければならない車の状態とは、車がどのような状態なのでしょうか?
誰もがイメージするのは
1. 事故で大破した
2. エンジンやミッションなどの主要部分が壊れた
3. 災害などで水没、全焼
このような感じだろうと思います。
実際のところ上記の3点の他に以下の3点も廃車の理由になります。
4. 年式が古くて査定がつかない(査定が0円)
5. 走行距離が多すぎて査定がつかない(査定が0円)
6. 盗難などで行方が分からなくなった
これら6つが廃車にする車の状態としての大きな理由になっています。
1.2.3.は大きな故障や破損ですから、修理代金の額が別の中古車を買えるくらい高額になったり修理不能だったりしますから、ほとんどの車は解体スクラップにされます。
4.5.は車としてまだまだ走ることが出来ますが、日本国以内では人気がなく需要が無いので、解体して部品販売されたり、海外に輸出されたりします。
6.は盗難などで捜索しても発見できないので、しかたなく廃車にするケースになります。
このように、廃車にすると言っても車の状態は様々ですが、日本国内で車として利用できない状態が廃車状態ということになります。
2 軽自動車の廃車にも種類がある
軽自動車の廃車には「解体返納」と「自動車検査証返納届」という2種類の方法があります。
・「解体返納」とは、軽自動車を解体してスクラップにした場合の廃車方法です
(今後、車として使用しない場合に場合に手続きする廃車方法)
この解体返納は普通自動車の永久抹消登録と同じ意味を持ちます。
・「自動車検査証返納届」とは、一時的に車の登録を取り消す廃車方法です。
(再度、登録すれば乗ることが出来る廃車方法)
自動車検査証返納届が利用されるのは、例として数年間の長期海外出張や車の長期保管で車に乗らない場合、一時的に廃車にすることで税金等を免除されるからです。
この自動車検査証返納届は普通自動車の一時使用中止と同じ意味があります。
3 解体返納(永久抹消登録)の書類と廃車手順
軽自動車を解体スクラップにして永久的に廃車にすることを解体返納と言います。
ここでは、解体返納に必要な書類と廃車手続きの持ち物、廃車手順について説明しますね。
解体返納の必要書類
解体返納に必要な書類と廃車手続きの持ち物は以下になります
- 使用者の印鑑 ー 使用者が個人の場合は認印、法人の場合は代表者印が必要です。
- 所有者の印鑑 ー 使用者と所有者が異なる場合に必要。所有者が個人の場合は認印、法人の場合は代表者印が必要です。
- 自動車検査証 ー 車検証の事です。
- 使用済自動車取引証明書 ー 軽自動車を引き渡した業者から交付されるリサイクル券B。(自分で廃車手続きする場合のみ)
- ナンバープレート(前後)ー 盗難や紛失した場合は「軽自動車検査協会」に連絡してください。
- 解体届出書 ー 別名OCRシート(軽第4号様式の3)軽自動車検査協会で入手できます。
- 軽自動車税(種別割)申告書(報告書)ー 重量税還付がある場合のみ、書類は軽自動車検査協会で入手できます。
解体返納の廃車手順
解体返納手続きは管轄(かんかつ)の軽自動車検査協会に出向いて行います。
手続きの流れは以下のようになります。
- 軽自動車を解体する ー 解体証明書を受け取る。
- 書類をそろえる ー 上記の解体返納の必要書類一式です。
- 軽自動車検査協会で手続きを行う ー お住まいの管轄の「軽自動車検査協会」です。
- 解体返納完了
注意:軽自動車検査協会は土日が休みです。
平日に仕事があるサラリーマンは難しそうですね。
4 自動車検査証返納届(一時使用中止)の書類と廃車手順
コレクションや展示車両など、現在は公道を走らないけれど、将来ナンバーを取得すれば公道走行できる廃車状態にするのに必要な手続きを自動車検査証返納届(一時使用中止)と言います。
また、海外出張や転勤などで長期間車を使わない場合に、軽自動車を一時的に廃車状態にすれば税金を納めなくて済みます。
自動車検査証返納届の必要書類
自動車検査証返納届に必要な書類と廃車手続きの持ち物は以下になります。
- 自動車検査証 ー 車検証の事です。
- 使用者の印鑑 ー 使用者が個人の場合は認印、法人の場合は代表者印が必要です。
- 所有者の印鑑 ー 使用者と所有者が異なる場合に必要。所有者が個人の場合は認印、法人の場合は代表者印が必要です。
- ナンバープレート(前後)ー 盗難や紛失した場合は「軽自動車検査協会」に連絡してください。
- 自動車検査証返納証明書交付申請書・自動車検査証返納届出書 ー 軽自動車検査協会で入手できます。
- 軽自動車税(種別割)申告書(報告書)ー 重量税還付がある場合のみ、書類は軽自動車検査協会で入手できます。
- 事業用自動車等連絡所 ー 事業用黒ナンバーの車の廃車に必要です。
自動車検査証返納届の廃車手順
- ナンバープレートを取り外します ー 盗難や紛失した場合は「軽自動車検査協会」に連絡してください。
- 書類をそろえる ー 上記の自動車検査証返納届の必要書類一式です。
- 軽自動車検査協会で手続きを行う ー お住まいの管轄の「軽自動車検査協会」です。
- 自動車検査証返納届完了
5 廃車はプロに任せるべき?
廃車手続きをする軽自動車検査協会は土日が休みです。
平日に仕事があるサラリーマンは仕事を休んで行くしかないのですが、書類不備で手続き出来ないなんてこともあるそうです。
手続きが出来ないということは、また会社を休んで再度手続きに行かなければならないということです。
そんな手間暇を考えたら、すべて業者に任せたほうが無難かもしれません。
なぜなら
廃車買取業者に相談すれば、無料で廃車にしてもらえるか、もしくは廃車を買取ってくれる可能性があるからです。
誰もが少しでも安く廃車にしたいと考えているはずですから、あなたも安く廃車にしたい!と考えていたり
または、廃車を買取って欲しいと思っているのであれば廃車のプロ「廃車買取業者」に相談したほうが良いでしょう。
6 廃車買取業者は廃車のプロです
廃車買取業者は、すべて無料で依頼できて、廃車を高価買取してくれるインターネット型の会社です。
それでは廃車買取業者とはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは人気の廃車買取業者を3つ紹介していきたいと思います。
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7 まとめ
あなたの軽自動車は、どのような状態でしょうか?
大事故でめちゃくちゃに壊れてしまったのならば仕方なくスクラップでしょう。
しかし、
まだ元気に走れるのならば愛着のある車を、ただの鉄くずにされるのはあまり気分が良くないですよね?
海外でもよいから、また誰かに乗ってもらえたら嬉しいですし、もしスクラップなら部品の一つも再利用されたら嬉しいと感じるはずです。
リユースしてもらい場合、海外輸出に強い廃車買取業者に査定を出してみたほうが良いでしょう!