車を買おうと思った時、あなたはどこに行きますか?
ディーラー、自動車販売店、中古車店、車買取店、友人、知人、インターネットなど、車を買おうと思えばいろんなところから購入出来ます。
新車を購入する場合はディーラーか自動車販売店が一般的です。
未使用車や新古車、高年式であまり距離の乗っていない程度の良い車であれば、中古車店や車買取店、インターネットでも買えるでしょう。
しかし、未使用車や新古車、高年式で低走行の程度の良い車の場合は、下取りを高く売れば新車のほうが安く購入できる場合もあり注意が必要です。
こちらの記事では、新車はディーラーから買ったほうが良い理由と、下取りには出さないほうが良い理由についてまとめていますので最後まで見ていってくださいね。
〔目次〕
1 新車をディーラーから購入したほうが良い理由
新車を購入しようと思ったとき、一般的にはディーラーやメーカー代理店に見に行ったり、相談に行く人が多いと思います。
現車を見ることが出来ますし、カタログも置いてあり、営業マンから性能や装備などの細かい説明を受けることが出来ます。
価格的にはあまり値引きしないイメージですが、その通りであまり安売りすることはありません。
決算時や、営業マンのノルマ達成のために安く販売することもありますが、要は交渉次第ということになります。
では、なぜ新車はディーラーから購入したほうが良いのでしょうか?
それは
ディーラーはアフターサービスが万全だからです。
そして一定期間のメーカー保証が付くからなのです!
車は機械ですし最近の車は電気装置が多いですので、故障してしまった場合の保証やアフターが重要になります。
ディーラーにはメンテナンスマニュアルもあり、不具合情報もメーカー直でキャッチできるので安心して点検してもらえます。
現代の自動車は高性能ですので故障が少ないですが、万が一の整備や故障トラブル時の対応も迅速に対応できるのはディーラーなのです。
扱うメーカーの車に対して専門知識があり、アフターサービスが充実しているというのがディーラーのメリットになります。
新車をディーラーから購入したほうが良い理由は「アフターサービスが良いから」なのです。
(注意:メーカー代理店や販売店でもしっかりとアフターサービス出来るお店は沢山あります)
2 下取りをしないほうが良い理由
下取りと買取とは?
専門的な知識があり、頼れるアフターサービスで信頼できるディーラーですので、新車の販売や車検などの売り上げは飛びぬけて優れています。
しかし、
下取り価格についてはどうでしょうか?
ハッキリ言ってディーラー下取りは期待できない!という話をよく聞きますが、本当はどうなのでしょうか?
その前に下取りについておさらいしておきましょう。
車の売却には「下取り」と「買取り」というものがあります。
どちらも同じだろうと思っている人が多いのですが、少しかみ砕いて説明すると以下のようになります。
・下取り=新車や中古車を購入するときに、乗っていた車を下取りという形で買い取ってもらう事で下取り金額は新車の購入価格から差し引いともらう。
・買取り=車買取店(ガリバー、アップル、カーセブン、カーチスなど)や中古車店で車を買取ってもらう事で、現金や銀行振り込みですぐに現金化できる。
下取りは安かった!
一般的に中古車を専門に買い取っている車買取店(車買取業者)での買取りのほうが金額が高いことで有名です。
ネットにも「ディーラーの下取り査定より買取店が高かった」という書き込みが多いですし、筆者の友人も買取店のほうが査定額が高かったという話が多いのです。
それが本当かどうかをあなたが知るには、実際に査定して比べるしかありませんが、筆者の場合もディーラーより買取店が45万高かったのです。
ランドクルーザープラドが欲しくて見積もりを取ったのですが、ちょっとディーラーの下取り査定に納得できなかったので一括査定で査定をしてみました。
筆者の愛車はスズキジムニーランドベンチャー2015年式、29,000キロ、パールホワイト、AT車でしたが2019年3月に一括査定した結果は以下のようになりました。
ト〇タ系ディーラー下取査定90万円、買取店ビッ〇モー〇ー買取査定100万円、買取店〇リバー買取査定120万円、買取店カー〇ス買取査定135万円。
ディーラー以外は書面の見積もりはありませんでしたが45万円も差があるのはビックリしますよね。
買取りのほうが45万円も高いのはなぜ?
なぜ買取のほうが高いのか、筆者の友人にスバルディーラー系販売店の所長がいるので聞いてみました。
ディーラーでの下取りが安い理由は、新車を買ってもらうために、仕方なく下取るからだそうです。
わざわざリスクを取って下取車を高く買取ってしまうと売れ残る可能性があるので、簡単に売りさばける価格で下取りするのです。
では逆に
買取店では、高く買取っても、高く販売する努力をするし、高く売れるルートや輸出先を多く持っているからだそうです。
買取ることが専門の会社で、高く販売できるので「高価買取」が実現できるのです。
ピンキリで例えると
相場のピンで買取るのが買取店での買取りで、相場のキリで買取るのがディーラー下取りということになります。
このように買取店での買取価格が高いのには理由があったのです。
45万円も高く売れたカーセンサーの一括査定(広告)↓
(ここで注意してもらいたいことは、絶対に下取りをしないほうが良いという事ではないことです、状況に応じて下取りのほうが高くなる場合もあるのです。)
3 ディーラーでの下取りのメリットとデメリット
ディーラー下取りのメリット
- 古くて価値のない車や、不人気車でも一定の価格で下取りしてもらえる可能性がある
- 車の納品時に下取り車を引き渡すので乗換がスムーズにできる
- 書類の手続きを1カ所でまとめてできるので面倒がない
ディーラー下取りのデメリット
- 一般的に下取り額が安い
- 改造車、カスタムカーは価格が付きにくい(純正車のほうが下取りしてもらえる)
- 見積もり書面上は値引き価格と下取り価格が分けられているが、実際は曖昧で下取りが0で値引きで調整される場合がある
4 買取店での買取りのメリットとデメリット
買取店 買取りのメリット
- ディーラーより買取価格が高い
- 改造車、カスタムカーでも査定が高い
- 人気車で在庫が品薄だと新車価格に近い買取額の場合がある
- 不必要車を現金化できる
買取店 買取りのデメリット
- すぐ売らないと、査定額が変わる場合がある
- 相場変動で買取額が変わるので、売却時期によって買取額の差が大きく変わる
- 不人気車や、低年式車の買取額はそれほど高くない
- 競争相手がいないとあまり高く買取らない
5 下取りと買取り、どちらがいいの?
査定価格が高いは買取りのほうに軍配が上がります。
必ずと言っていいほど買取のほうが高くなるこが多いのです。
ここで注意点が2つあるのですが、買取店1社だけの査定見積もりでは最高価格の査定額が出ないということです!
高い査定を出す買取店ですが、少しでも利益を出すために「出来るだけ安く買取りたい」というのが本音です。
また、あなたの車を必要としている買取店でなければ、高い査定が期待できないということです。
この2つの問題を解決できるのが一括査定なのです。
一括査定は複数の買取店が競い合うシステムで、あなたの車を必要としている買取店だけが査定候補に挙がるので最高価格で売れる可能性が高いのです。
最も高く売るためには複数の見積もりを取り、比べてみるということが重要になります。
数十万円も違うことが多くあるので、とにかくディーラーで下取り査定だけではなく買取店数社に査定してもらったほうが良いでしょう。
(買取店数社を回るのは面倒ですので、一括査定であれば、一度に数社に見積もりを取れるので便利です。)
6 新車を最安で購入する方法!
新車を安く買うには、新車値引きをしっかりとしてもらい、ディーラー下取り価格と複数社の買取り価格を比べて最も高く買取るところに売却すればよいのです。
順序を簡単にまとめれば以下のようになります。
- ディーラーにて新車の見積もりを取る(値引き額と下取り額をしっかり分けてもらう)
- 一括査定にて数社(3~5社)に査定依頼を出す(見積もり額はメモか録音しておく)
- ディーラーにて値引きと下取りの交渉をする(下取り金額も買取店の金額と比べる)
- 金額に納得できれば新車を契約する
- 最も高く下取り車を買取ってくれる業者に買い取ってもらう。
このように値引きは値引きだけで交渉し安くしてもらい、下取りは下取りで複数社を比べて高く売れば、最も安く新車を購入できるので手から出すお金が最小限に出来ます。
7 まとめ
新車を最安で購入する方法をまとめてみました。
価格は高くても気にしないというう人はディーラーだけで完結させれば楽です。
しかし、このご時世少しでも安く買いたいという人がほとんどだと思います。
まして数十万円も違うであればなおさらです。
まずは一括査定で、査定額に違いを体感してみてください。