車の売却をしようとする時、査定士や営業マンだけの話を信じて鵜呑み(うのみ)にすると、おおきな損をしてしまいます。
査定士や営業マンは車の売買を商売としているプロですので、少しでも多くの利益を出そうとしているからです。
あなたが愛車の事を何も知らないまま売却してしまうのは、良いカモにされてしまうことなのです。
誰でも車を売るなら少しでも高く売りたいと思っているはずですので、少しだけ準備をしてみましょう。
こちらの記事では
車を売る前にちょっとだけ下準備をすることで、高く売ることが出来る情報をお伝えしていきますので、ぜひ最後まで見てくださいね!
〔目次〕
1 まずは、愛車の相場を知ろう!
自分の愛車が中古市場でどれくらいの価格で売っているのか、年式や走行距離、色やグレードによってどのくらいの相場価格になっているのかを知ることはとても重要です。
ディーラーや買取業者は「高価買取」というCMをしていますが、利益をしっかり取りたいので、できるだけ安く買取りしたいのが本音です。
しかし、あなたが中古相場価格をある程度知っていれば、下手に安い査定価格を出してきた場合は、相場より安いとハッキリわかりますよね。
相場を知ることで安く買い叩かれることを防ぐことが出来るのです。
どうやって相場を調べるのか、わからない人もいるかもしれませんが、インターネットを使えばすぐに調べることが出来ます。
例えば、誰もが知っているカーセンサーでも簡単に調べることが出来ます。
簡単に相場を調ることが出来る → 「カーセンサー」
それでは例として、トヨタのアルファードの中古相場を調べてみましょう。
①カーセンサーを開きます
②メーカー名をクリックします(例としてここではトヨタ)
③車名に指定して決定します(例としてここではアルファード)
④全国検索します(全国平均の相場を知りたいので)
次に
⑤絞込みをクリックして年式やボディカラーを決定します
⑥年式と走行距離を決定します(例としてH24年式、4.5万キロとします)
⑦車のカラーを決定します(例としてホワイトとします)
⑧年式と走行距離とボディカラーが似た32台のアルファード一覧が表示されるので大体の中古相場価格がわかります
(この検索結果では178~303万円の相場価格になりましたが、グレードや装備によっても大きく変わってきますので32台の中から同じようなグレードと装備の車を見つければ、あなたの愛車の相場がわかります)
このように同じ年式、同じくらいの走行距離の中古相場価格を知ることが出来れば、あなたの愛車がいくら位で中古販売されているか知ることが出来ます。
査定時の交渉にも使えるので、必ず中古相場はおさえていきましょう!!
注意:中古相場価格は中古車店が販売する価格ですので、下取り価格や買取価格は相場価格から10~20%低い価格になることが多いです。
(中古相場価格は、下取り価格や買取価格ではないことを覚えておきましょう)
2 アピールポイントをまとめておこう!
愛車を査定してもらう時に、あなたが特に何も言わなければ査定士はマニュアル通りに普通の査定をします。
オプション部品が付いていたり、高いカーナビを装着していた場合でも、査定士は気が付かないこともあります。
また、定期的にオイル交換をしていた、点検を受けていたなどは伝えないと査定士もわからないことなのです。
アピールポイントはプラス査定になることが多いので必ず伝えることが重要です。
しかし査定当日では、言い忘れる、伝え忘れることもあるかもしれません。
ですから、査定を受ける前に愛車のアピールポイントをまとめておきましょう!!
例えば、
- シートが本革、ハーフレザー
- 高級シートカバーを付けている
- ハントルやシフトレバーがレザー巻き
- メッキパーツを付けている
- 高いカーナビ、オーディオを付けている
- オプションのエアロ
- 禁煙車、土足禁車
- ペットは乗せていない
- 3000キロに一度オイル交換していた
- 定期点検していた
- 人気色(パールホワイト、ブラック)
- 最高グレード
- 高いアルミホイール
- 週一で洗車していた
- ボディコーティングしている
など、まだまだ たくさんありますが、まとめてメモしていれば全て伝えることが出来ます。
査定当日に準備無しで言おうとしても必ず忘れる点が出ますので、前もって紙かスマホにメモしておくと良いでしょう。
また
交換した純正パーツや、点検記録簿、パーツや点検した領収書がある場合は準備しておき、査定当日に査定士に見せたほうが良いでしょう。
3 愛車をきれいにしておこう!
・査定前に洗車をしておこう!
汚れている車より、キレイにしている車のほうが大事にしている感じがしますよね?
外観も車内も綺麗にしていれば、査定士も「大事に乗っている車なんだな」と思いますし、好印象のはずです。
また、
もし汚れたままで査定を受けた場合、査定士には「汚れで見えない小傷があるかもしれない」と思われ、低めの査定をされる可能性もあります。
ですから、査定前にはキレイに洗車や室内掃除をしておく方が良いでしょう。
・車内のニオイにも気をつけよう!
ニオイがきつい場合、査定額が下がってしまう可能性があります。
タバコのにおいや、ペットのにおい、体臭など、車には自分では気が付かないニオイがついている可能性があります。
また、足元のフロアマットを半渇きのままにしていた場合も、ニオイの原因となります。
査定前には、車内を掃除した後に車内やシートを消臭剤や消臭スプレーで消臭しておくようにしましょう。
ハンドルやシフトノブ、サイドブレーキ、ドアノブなど手が触れる部分は手の油分で臭う場合がありますので、アルコールタイプのウエットシートでの掃除も効果的です。
(本革のハンドルやノブの場合、アルコールタイプのウエットシートだと変色する可能性があるので注意)
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・ボディに傷や凹み、サビがある場合は、直さずにそのままにしておこう!
すり傷や小傷の場合は、コンパウンドやコンパウンド入ワックスでこすれば簡単に消えますのでキレイにしておきましょう。
しかし、修理に出さなければ直らなそうな大きなキズや凹み、サビ等は直さずにそのまま査定を受けたほうが良いでしょう。
大きなキズや凹み、サビはマイナス査定になりますが、仮に修理に出して10万円かかったとしても査定額が10万円上がることはありません。
査定士のいる車買取業者や自動車販売店では自社で修理したり、提携している修理工場で安く修理できるのです。
あなたが、大きなキズや凹み、サビを10万円で修理してしまうより、そのまま査定を受けて修理は車買取業者や自動車販売店に任せた方がお互いにお得になるのです。
キズ消しワックス(黒などの濃いボディカラー用)↓
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4 少しだけ交渉の練習をしよう!
査定を受ける時に、査定士にアピールポイントを伝えれば、少しは高く査定してもらえるはずです。
しかし、この記事を見ているあなたは、もっと高く愛車を売りたいはずです。
通常、査定士は最初から買い取れる限界の金額を提示してきません。
利益をしっかり取れるように安全な査定金額を提示きますので、まだまだ交渉の余地はあるのです。
ですから、
査定を受けて査定士から金額を聞いたときに
「この車、中古相場では○○万円で売っていたので、もっと高くできませんか?」
「他店では○○万円だったからそれより高い査定をお願いできませんか?」(交渉ですのでハッタリでもOKですが相場より高すぎる金額はやめましょう)
など言ってみるべきです。
査定士によっては最初から限界金額を提示してくる人もいますが、ほとんどの査定士は利益をしっかり取れる安全な査定金額を提示してきます。
必ず交渉はしてみましょう!
交渉の注意点
査定士が査定額を言わずに「いくらなら売ってくれますか?」と聞いてくる場合があります。
安易にこちらの希望額を言ってしまうと、その希望額が交渉のベースになってしまいますので、必ず査定額を聞いて中古相場と比較しながら交渉していきましょう。
5 一括査定を利用してみよう!
愛車を高く売りたいけど、車屋と交渉するのは面倒だなと思う人も多いと思います。
交渉や駆け引きをしないで高く売りたい人は「一括査定」を利用してみましょう!
一括査定とは
複数の車買取業者を競わせて、査定に来てもらうインターネットサービスです。
(車買取業者とは、ガリバー、アップル、ラビット、カーチス、カーセブン、ユーポス、T-UP、オートバックスカーズなどの中古車買取店の事です)
複数の車買取業者が自宅に出張無料で査定に来てくれて、勝手に競って、一番高い査定金額の業者に売却することが出来るのです。
情報に早い20~35歳までの比較的若い世代の利用者が多いですが、最近ではテレビCMなども放送しているため35歳以上の利用者も増えてきています。
大手企業リクルートが運営している「カーセンサーの一括査定」やローラがイメージキャラクターの「ユーカーパック」などが有名です。
まとめ
以上、車を高く売るための準備を5つ、お伝えしてきました。
思い入れのある愛車を売るなら、安売りしないで高く売りたいですよね?
車の売却は、下取りよりも買取のほうが高く売れるのは有名です。
平均して16万円も高く売れるデータがありますので間違いないと思います。
参考データ : 愛車は「買取り」のほうが平均16万円以上高く売れる!
16万円も高く売れるならば、相場を調べたり、洗車や掃除するくらいは安いものですね。
ぜひ、5つの準備を実践して、高く売ってくださいね!
今回の記事を以下に簡単にまとめましたので参考にしてください。
- 必ず相場を調べてから査定をうけること!
- 装備や人気カラーなどアピールできるポイントをまとめておくこと!
- 洗車をして車内も掃除をして綺麗にしておくこと!
- 他社はもっと高かったと言ってみること!
- 一括査定で競争させること!
交渉や駆け引きが苦手な人は、ぜひ一括査定を利用してみてくださいね!