1967年に初登場したハイエースは、現在までの長い歴史の中で、多くの派生型式が発表され、多くの台数が販売されてきました。
積載能力、搭乗性能で国内外から高い評価を得ているハイエースは中古でも人気があり、どのような状態でも需要があります。
このサイトを見ているあなたは、少なからずハイエースを売りたいと考えているはずですので、ハイエースを高く売却する方法、損をしない売り方をまとめてみました。
売り方によっては、何十万円も損をしてしまう可能性があるので、ぜひ参考にしてみてください。
〔目次〕
1 ハイエースの中古人気度は?
ハイエースと言っても、商用車のハイエースバンや乗用車のハイエースワゴン、ハイエースコミューターなど多くの派生型式がありますが、ここでは一つにまとめてハイエースと呼ぶことにします。
ハイエースは、新車も中古もハッキリ言って人気です。超がつくくらい大人気なのです。
人がたくさん乗れて、荷物もたくさん積める、しかもリセールバリューがとても良いハイエースはファミリー層から、釣りやアウトドアの趣味の車、運送会社やタクシー会社、個人事業主まで、様々な会社や人たちから需要があります。
10万キロ走ったハイエースの中古車なんて平気で200~300万円で販売されているのです。
また人気がありすぎる為か、盗難される車ナンバー1になっています。
50万キロ以上走っても査定価格が付きますし、国内だけでなく海外でも需要があるので、もし高く売りたいと考えている場合は1社だけの査定を信じず、他社と比較することが大切です。
2 ハイエースの人気色と人気グレード
ハイエースの人気色
商用車ハイエースバンは、ホワイトやシルバー、ブラックが人気があります。
ハイエースバンは個人でも使用していますが、商用車ということもあり、会社や事業で使われることが多く、上記の3色が無難で流通量が多いのです。
また
乗用車ハイエースワゴンでは、ホワイトパールクリスタルシャイン、ダークブルーマイカメタリック、ブラックマイカが人気が高く、こちらも白黒系が人気色になっています。
あなたが売りたいと考えているハイエースの色が白黒銀系であれば、査定のプラスポイントになりますので査定士に聞いてみましょう!
ハイエースの人気グレード
商用車ハイエースバンではどのグレードでも人気ですが、同じグレードでもハイルーフ、ワイド、スーパーロング、ジャストローなど、ボディサイズが様々あり、使用する用途によって、必要とする購入者が変わってきます。
しかし、どのグレード、どのボディサイズでもハイエースという名前だけで人気があるのが特徴です。
また、完全商用車としての「DX」は、乗りつぶしても海外で人気があり、輸出されるのでリセールバリューが高いグレードになります。
乗用車ハイエースワゴンでもすべてのグレードが人気となっています。
中古ハイエースは、どんなボディサイズでもグレードも関係なく、欲しい人には欲しいという人気がある車なのです。
3 ハイエースの中古相場はいくら?
1967年という、50年以上前からあるハイエースですが中古相場はいくらになっているのでしょうか?
ここでは、現在中古市場に流通している1989~2019年までの査定事例を調べましたのでお伝えしていきます。
この査定事例は中古車販売価格ではなく、下取りや買取価格の一例です。
ハイエースバンの査定事例 | |||||
年式 | グレード | 色 | 走行距離 | 下取査定価格 | 買取査定価格 |
1998/H10 | 2.8 スーパーGL ロングボディ ディーゼル | ホワイト/シルバー | 12.9万キロ | 0万円 | 28.0万円 |
2000/H12 | 3.0 CD ルートバン ロングボディ ディーゼル 4WD | ホワイト | 15.5万キロ | 8.0万円 | 35.8万円 |
2002/H14 | 3.0 DX ロングボディ ディーゼル 4WD 9人乗り | ホワイト | 15.5万キロ | 20.5万円 | 68.0万円 |
2004/H16 | 2.0 スーパーGL-E ロングボディ ナビBカメラ | ブラック | 9.1万キロ | 10.0万円 | 40.8万円 |
2004/H16 | 2.5 DX ロング ジャストロー ディーゼルターボ | シルバー | 27.7万キロ | 20.0万円 | 40.8万円 |
2006/H18 | 2.5 DX スーパーロング ハイルーフ ディーゼルターボ 4WD | ブラック | 25.0万キロ | 80.0万円 | 100.0万円 |
2008/H20 | 2.0 DX ロング ナビ 地デジ Bカメラ | ホワイト | 14.5万キロ | 50.0万円 | 80.0万円 |
2010/H22 | 3.0 スーパーGL ロング ディーゼルターボ | パールホワイト | 15.2万キロ | 123.0万円 | 148.0万円 |
2012/H24 | 2.0 DX ロング Wエアコン Wエアバッグ 3列シート 9人乗り | ホワイト | 1.6万キロ | 130.0万円 | 140.8万円 |
2014/H26 | 3.0 スーパーGL ワイド ロング ミドルルーフ ディーゼルターボ | ブラック | 5.0万キロ | 280.0万円 | 290.8万円 |
*査定取引データ参考(31年1月現在) |
ハイエースは、新車でも価格は高めですが、中古でも人気なので、割高の価格になっています。
理由の一つに、中古ハイエースの場合、短い期間で減価償却できるため節税したい会社や事業者が経費で購入するので、高値でも売れてしまうからなのです。
この場合、中古ハイエースを販売したほうも、購入したほうも得をするので、お互いメリットがあります。
このようにハイエースは大人気で高く売れる可能性がありますので、もし売りたいと考えているのであれば、損をしないように慎重に売却方法を検討することをおすすめします。
4 ハイエースをもっと高く買取ってもらうコツ
・ミニバン専門買取店に売る!
昨今のミニバン人気で、燃費の良いハイエースを狙っている人は多いものです。
ミニバンの中古車を専門に買い取っている業者は、バンやワゴン系の買取に強いので高い査定価格が期待できます。
中にはハイエース専門買取店という業者もありますから、それほどハイエースが人気な車である事がわかります。
・輸出ルートをもつ買取業者に売る!
ハイエースは日本だけでなく世界中が欲しがる人気車です。
ハイエースは100万キロ走行の耐久性がある車ですので、50万キロ走って国内で売れなくても海外では、まだまだ使えると人気が高いのです。
途上国には多くのハイエースが輸出されていますので、査定が0円と言われた人でも輸出ルートを持つ買取業者に相談するのも良いでしょう。
・1業者だけの査定はダメ!
中古ハイエースはとても人気がある車です。
どことも価格を比べないで、1つの業者にだけ査定をさせては、何十万円も損をしてしまいます。
ディーラーや買取業者の営業マンは、どことも比べられてないと、しっかり利益を残すような査定価格しか出しません。
数社の買取業者を比べさせると50万円も差が出ることがあります。
だから、数社の査定を受けることが大切になります。
5 ハイエースを高く買取ってもらう3つの方法!
ハイエースを買取ってもらうには、以下の3つ方法がありますがそれぞれ特徴がありますので説明していきます。
1.ディーラー販売店での下取りしてもらう
新しい車に乗り換えるとき、今までの車をディーラー販売店で下取りしてもらうことは、ほとんどの誰もがしていたことです。
手間もかからなく、面倒がないのが良い点ですが、悪い点は下取り金額を大きく見せるために、新車の値引き分と下取り金額を合わせて、下取り価格が大きく見えるようにする事があげられます。
また、1990年代あたりから、車買取店の出現や、ネットでの個人売買によって、すべての人がディーラー販売店に下取りとして出さなくなってきたのが現状です。
2.車買取業者に売却する
1990年代あたりから増えてきた車買取業者は、ディーラー販売店より査定価格が高いということで業績を伸ばし店舗数も増えています。
大手ではアップル、オートバックスカーズ、カーセブン、ラビット、カーチス、ユーポス、ビッグモーター、ネクステージ、ガリバーなどの買取業者がありますが、個人の買取業者も合わせれば、かなり多くの車買取業者が存在します。
ディーラー販売店のようにマニュアル通りの査定ではなく、市場のニーズに合わせた査定をしてくれるので査定価格が高いのが車買取業者のメリットになります。
また、大手買取業者だから査定価格が高い、小さい個人買取業者だから査定が安いということはなく、その店が欲しいとなれば高い査定をしてくれます。
3.一括査定サイトを利用する
ディーラー販売店での下取りや、車買取業者1社だけに査定をしてもらい、営業マンの言いなりで売却するというのは間違っています。
なぜなら
ディーラー販売店だけや、車買取業者1社だけに査定を依頼することは、競争するライバルが存在しないのでそれなりの査定しかされないというデメリットがあります。
そこで2000年あたりから主流になっているのが「一括査定」というインターネットを利用したサービスなのです。
数多く存在する車買取業者に、一度の申し込みで査定依頼を出し、買取業者同士で勝手に競争してもらい、より高い査定価格を出した業者に売却できるのが一括査定です。
知っている人は利用している一括査定は、今後スタンダードになるクルマの売却方法なのです。
6 やっぱり一括査定がおすすめなの?
どこでもスマホやパソコンから、一度に複数買取業者に査定依頼を出し、業者同士を競わせて一番高い査定をした業者に売却できる一括査定。
査定依頼も、出張査定もすべて無料、そして買取査定価格が一番高くなる可能性がある一括査定は一番おすすめな売却方法です。
しかし
一括査定は、高く売却できるという大きなメリットもあるのですが、少しだけデメリットもあります。
デメリットと感じない人もいるみたいですが、以下に一括査定のメリットとデメリットをまとめてみましたので参考にしてください。
<メリット>
・スマホやパソコンから、一度だけ査定申込をすれば、複数社の車買取業者に査定依頼ができる!
・査定申込み途中で、いらない業者は除外できる!
・家や会社に出張無料査定に来てくれる!
・複数の業者を競わせることによって、最も高い査定金額を引き出せる!
・査定金額に納得できなければ売却しなくても良い!
・一括査定サイトは、数多くあるが、ほとんどがリクルートなどの大手企業が運営しているので安心出来る!
・ディーラー販売店1社や買取店1社だけの査定より、確実に高額査定が期待できる!
<デメリット>
・複数の買取業者に査定依頼するため、査定依頼した業者の数だけの査定を受けなければならない!
・査定依頼した買取業者から「ぜひ当社に売ってくれ」という営業電話が何回か来る!
以上のように多くのメリットがある一括査定ではありますが、上記の2点だけデメリットがあります。
デメリットではないと感じる人もいるようですが、時間が無い人は何度も査定を受けたくないでしょうし、電話が嫌いな人は営業電話が来たらうんざりすると思います。
ですが、この記事を見ている人のほとんどはハイエースを高く売却するのが目的のはずです。
このちょっとしたデメリットを乗り越えれば何十万円も損をせずにすみます。
高く売りたくない人にはおすすめできませんが、ハイエースを何十万円も高く売却したいと考えている人に一括査定は絶対おすすめです!
7 一括査定のデメリット対処法とは?
上記の一括査定のデメリットの対処法は、誰でもすぐできます。
それは、テレビCMで有名でリクルートが運営する「カーセンサー」一括査定サイトを利用するだけなのです。
申込時にちょっとだけ操作しなければなりませんが簡単ですのでお伝えしていきますね。
複数の買取業者に査定依頼するため、査定依頼した業者の数だけの査定を受けなければならない!の対処方法
「カーセンサー」一括査定を申し込む時、必ず2~3社にだけ査定依頼を出すようにしましょう!!
なぜかというと、1社にだけに査定してもらった場合、その査定価格が高いのか安いのかわからないからです。
また「他社は○○万円だったからもっと高くして」という交渉ができないという理由もあります。
業者数は多ければ多いほど高い査定が期待できますが、査定依頼した業者数が多すぎると査定回数と電話回数が多くなってしまい気疲れして途中で面倒くさくなる可能性があるからです。
心と時間に余裕がある人はたくさんの業者に査定をしても良いですが、それ以外は2~3社の査定で十分なのです。
査定依頼した買取業者から「ぜひ当社に売ってくれ」という営業電話が何回か来る!の対処方法
電話ではなくメールのみで利用できる一括査定サイトが「カーセンサーの一括査定」です。
電話が何度も来るのは嫌だという人は、電話ではなくメールのみで連絡がやり取りできる「カーセンサーの一括査定」を利用してみましょう!
カーセンサーの査定申込みスタートをクリックしたら、以下画面の任意項目をクリックし、下図の連絡希望時間帯のところに「メールのみで連絡希望」と入力するだけで良いのす。
こちらはパソコンの申込み画面ですが、スマホから申し込みの場合、画面が少し違いますが同じように任意項目をクリックして、その他のところに「メールのみで連絡希望」と入力すれば大丈夫です。
注意!
まれに自動電話発信システムを使っている大手買取業者があります。
このシステムの場合、査定申し込みをしたら5秒以内に電話がかかってきてしまいますが、電話に出なければ少し後にメールが来ますので、その時点でメールだけで連絡をするようにしましょう。
ハイエースを高く売却できる
カーセンサーの一括査定はこちらです↓
8 まとめ
以上、ハイエースを高く売却する方法についてお伝えしてきました。
「下取りや買取なんてどこでも同じだ!」なんて考えていると、何十万円も損をしてしまいます。
特にハイエースは、国内でも海外でも需要のある人気車種なので、1社だけの査定依頼だけではなく、複数社を比べられる一括査定を利用してみてはいかがでしょうか?
筆者も今年、ディーラー査定と、一括査定4社に査定をしてもらい90万、100万、118万 135万 120万という査定をしてもらいました。
45万円も差が出たので、一括査定の力を見せつけられた感じです。
この記事を見て頂いた人には、ぜひ損をしない一括査定利用をおススメします。